イブラシル暦 687年 7月

現在位置 どっかの店

年老いた代理購入者
「面倒な注文はお断りだよ。この間のエナジーポーションではふん! えらい赤字じゃったわ!」

カタナ
「スターライト銀行振り出しのトラベルチェックだ! 5万sある…。」
 (Azothから巻き上げたんだが…)

年老いた代理購入者
「こ、こ、これを…これを…ま、待ってくれ…。」

カタナ
「まずグラビティブラスターを二機!」

年老いた代理購入者
「ごほっごほっごほっ! そ、そんなものがこの市場にあ、あるとでも…。」

カタナ
「ディアス陸軍に改良型が有る筈だ…それを手に入れて塗り替えろ!」

年老いた代理購入者
「う、うう…し、しかし…しかし…。」

カタナ
「人の出来ないことをやるのがじいさんの商売、簡単に出来るのなら、誰でも自分でやる…。」

年老いた代理購入者
「………。」

カタナ
「出来ないのなら別口を探す…。」

年老いた代理購入者
「ま、待った! ひ、人手もいるし、日数が必要だ!」

カタナ
「三日以内に頼む! 作戦纏めとかがあるからな…。」

年老いた代理購入者
「ま、まったくアンタって人は…。」

カタナ
「それにグラビティキャノンを一つ!」

年老いた代理購入者
「ぐぐっ!」

カタナ
「各機の優秀な操縦者とエキストラ30名!
 装備及び、コスチュームは全てアストローナ解放戦争中のものを用意する!
 毛抜き一本に至るまでもな!」

年老いた代理購入者
「や、やめた方が良い…わ、悪いことは言わん!
 これは一部隊がやる仕事の領分ではない!
 個人的な意地か報復かは知らんが、やめるべきだっ! アンタらしくない!」

カタナ
「私は、ただ…納得行くようにしたいだけだ!
 じいさんは必要なものを集めてくれれば良い……。」

年老いた代理購入者
「……き、聞かせてくれ…一言で良い!
 どうしてこんなことをやるんだ!?」

カタナ
「………。」

年老いた代理購入者
「アストローナ解放軍を再現しようとする理由は!?」

カタナ
「………。」

年老いた代理購入者
「歴史を20年前に戻す理由は!?
 相手は…ディアス帝国の者…だな…。」

カタナ
「全て私自身が生きる為の賭けだ………。」

END